キャンピングカーで車上生活をしながら旅 ブログ

キャンピングカーの車上生活の実態や、旅の観光・アクティビティーの記録。各地のリゾートバイトなど綴っていくブログです🚗

鮪遠洋漁業 獲れる魚🐟

前回の記事での予告通り1年の操業で、獲れた魚を紹介していきたいと思います。
f:id:gantz-686868:20190123175851j:plain

○マグロ

キハダマグロ
メバチマグロ
ビンチョウマグロ

南太平洋で獲れるマグロはこの3匹です。
黒マグロは寒い地域でしか獲れません。
マグロの心臓を湯煎して食べましたが、見た目はレバーで食感は柔らかく美味しかったです。
鮫や、シャチ等に食べられてしまい売り物にならないマグロの切り身が毎日船員の副食として食べることが出来ました。新鮮さも相まって陸では食べれない程味が濃厚でした。操業が2ヶ月を越えてからは飽きてしまい、ほとんど食べなくなりましたが…

ビンチョウマグロは、シーチキンの原料として売っていたそうです。

f:id:gantz-686868:20190123181226j:plain

○鮫
よしきり鮫
シュモク鮫
尾長鮫
ダルマ鮫

マグロよりも鮫の水揚量の方が多かったです。
よしきり鮫のフカヒレは絶品でした。
魚の中で一番人間に近いなと思ったのは、よしきり鮫でした。引っかけ棒のような物を使って海から船に持ち上げるのですが、前のフカヒレを手の様にうがしていて暴れかたが人間みたいだと思いました。鮫は歯が危ないのでまず首を切り落とすのですが、切られてる最中眼を苦しそうに細めます。瞼があるのでリアルでした。腹を裂くと大体子供が10匹程出てきます。

そして一番生命力が凄まじいと思った魚はダルマ鮫です。この鮫はそもそも補食の仕方などいろいろイレギュラーな鮫です(割愛します)が、五時間船の上に打ち上げられていても平気で生きていますし、
首を切り落としても小一時間くらいは動きます。しかも2つとも(首と胴体)。そしてかなり狂暴です。顔も憎たらしく、アンモニア匂が強く、しかも食べられません。漁師としては最悪の魚でしたが生態としては面白いと感じた魚でした。

尾長鮫は個体差にもよりますが、尾が1.5メートル程あります。この鮫は尾を鞭のようにしならせて魚をひっぱたき、気絶させ補食します。なので船にあげたときは尾をブンブン振り回し暴れ回ります。1度だけ首を切りに行くときに尾のビンタを左腕にくらいました。広範囲の内出血になり悶えたのはいい思い出です。

鮫の生態というドキュメントがAmazonprimeで観ることが出来ます。登録されている方は是非見てみてください!

f:id:gantz-686868:20190123184624j:plain

○カジキ

メカジキ
マカジキ
クロカワ

メカジキが獲れた魚の中で一番巨体でした。大きいのは500キロ。カジキの中で狂暴で俊敏なのはクロカワでした。刺そうとしてくるので本当に危険です。海に病院はないので…そして一番美味しいのもメカジキでした!(マグロではない)白身の魚で焼いても揚げても干物でもジューシーで脂っぽすぎる事もなく、美味でした。今でも食べたいと思う時があります。

f:id:gantz-686868:20190123185440j:plain

○その他

マンボウ
マンボウ
シャチ
海亀
エイ
サワラ

シイラ
ヨロ

エイの毒は恐怖です。刺されたら死ぬので、尻尾を切り落としてから、釣り針を外し海へ帰します。
たまにかなり大きいエイも釣れます。魚を船にあげる作業は、基本的にある程度機械で船の近くまで巻き取り、残り10m程を人間が引きます。その重さと振動や感覚で大体何の魚かわかるようになってきます。それがこのバカデカイエイだと全力を出して二人でギリギリ引っ張れる事ができる位重いです。しかも食べられないので無駄に体力を消費して終わります。水族館にいる個体より遥かに大きかったです。


たまにイレギュラーな魚が釣れるのは漁業の面白い所だと思います。
操業内容等また、記事を書きますので良かったらよろしくお願いします。